竹工芸品の製造|株式会社くつわ

竹籠の制作風景|小ロット多品種で竹工芸品の製造

弊社は、兵庫県知事指定伝統的工芸品である「有馬籠(竹工芸)」や、竹筆の工房として明治元年に創業しました。
安土桃山時代に発祥した有馬籠という工芸は、豊臣秀吉の正室 北政所に進呈されるなど古くより人々に愛用され、大正時代には70名もの職人が従事しましたが、プラスチック製品の登場と、後継者や職人不足から次第に衰退し、現在この工芸を受け継ぐのは、轡昭竹斎を筆頭職人とする弊社のみとなりました。
弊社では竹工芸の工房として伝統技術を継承しつつ、その技術を活かして現代のライフスタイルにあったプロダクトを制作しています。

会社概要


株式会社くつわ / KUTSUWA Co ., Ltd.

〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町1049
TEL. 078-904-6210(代表) FAX. 078-904-2453
代表取締役社長  轡 豊

創業年
1868年(明治元年) / 法人設立:1990年4月10日
資本金
10,000千円
製造物責任補填金額(PL法)
100,000千円 
役員
取締役会長  轡 昭竹斎
取締役  轡 克憲 (OEM/ODM製造管理責任者)
他、取締役2名 監査役1名
従業員
16名
許認可等
兵庫県伝統的工芸品指定 / 食品加工営業許可(神健保第0521SA0385号) / 一級技能士(竹工芸)
取引銀行
兵庫信用金庫 / 三井住友銀行

事業内容


・伝統的工芸品(有馬籠)の製造販売
・竹製品のOEM・ODM受注製造
・土産物(雑貨・食品)の企画販売

竹工芸の職人画像

弊社沿革


1868年 / 明治元年
有馬筆を製造する工房として創業。
竹筆の材料であった六甲山系の竹を使用し、兼業で「花籠」や「弁当籠」などの竹細工を始める。


1873年 / 明治6年
オーストリアで開催された「ウィーン万国博覧会」に出品。
同博覧会で有馬籠(せせらぎ籠)が日本の伝統的工芸品として優秀賞を受賞する。


1945年 / 昭和20年
有馬籠の製造を行っていた工房の廃業が相次ぎ、製造元が弊社のみとなる。


1979年 / 昭和54年
四代目 轡昭竹斎が「神戸市優秀技能者表彰」を受賞。


1981年 / 昭和56年
兵庫県知事と神戸新聞社より「ひょうご文化100選」に選定される。


1993年 / 平成5年
弊社が製造する竹工芸品が「兵庫県知事指定伝統的工芸品」に指定。


2006年 / 平成18年
竹工芸品以外の和雑貨の企画販売事業を開始。
招き猫と縁起物のお店「招き屋」をオープン。


2015年 / 平成27年
化粧雑貨の企画販売事業を開始。
- 暮らしの道具と美粧雑貨 - hetekara をオープン。


2017年 / 平成29年
法人名を「株式会社くつわ」に改称。
竹工芸だけではなく、幅広い"日本のものづくり"に関する事業に取り組むため、創業以来、称していた「株式会社 伝統竹芸有馬籠くつわ」より改称。


2018年 / 平成30年
ECサイト制作会社と業務提携。竹の暮らし道具専門店「竹乃道具店」をリリース。
楽天市場に「竹乃道具店」「hetekara楽天市場店」を同時出店。
自社でパッケージデザインや印刷管理を行える体制を整え、企業ノベルティ・OEM生産などの本格受注を開始。


2019年 / 令和元年
G20大阪サミット 茶室ブースに製品提供。
ラグビーW杯2019 大会ゲストラウンジに製品提供。


2022年 / 令和4年
食品加工業の営業許可を取得し、食品加工設備「有馬調製所」を設置。
食品を中心とする土産雑貨を企画製造する「摂津轡屋」を開始。


2024年 / 令和6年
竹製のカトラリーや食器に対応した仕上げ塗装設備を更新。
新型コロナの影響により5年ぶりの開催となる「第10回 日中韓観光大臣会合」の晩餐会記念品を制作。